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亀田兄弟に逆風、東日本協会仮所属見送り

東日本ボクシング協会の北沢事務局長(左)と大橋会長
東日本ボクシング協会の北沢事務局長(左)と大橋会長

 東日本ボクシング協会は12日、都内で理事会を開き、協栄ジムから契約解除された亀田興毅(21)大毅(19)の「仮所属」申請を認可せず、結論を先送りした。練習場所など不確定要素が多い点に反発もあり、兄弟から直接事情を聴きたいといった意見が出たため、6月の次回理事会まで継続審議となった。現状では移籍か独立の選択肢以外で、国内のリングには立てなくなった。

 亀田兄弟の東日本協会への「仮所属」申請は保留された。理事からは厳しい意見が相次いだ。「わがまますぎる」「ほっとけばいい」。さらに異例の嘆願にもかかわらず、文書のみによる申請に「今後の活動について直接事情をきくべき」との意見が続出。結局、結論は6月9日の次回理事会まで持ち越された。

 亀田陣営からの「仮所属」申請は、協栄ジムから契約解除された9日に提出された。過去に「協会所属」の例はあるが、いずれもジムの閉鎖などによる救済措置で、今回のようなジムと対立して離脱した選手を所属扱いしたことはない。前例をつくればジム制度の崩壊につながるとの声もあった。結論を出すには時間も短すぎた。

 日本ではジムに所属しなければ試合ができない。しかし、現時点で大手ジムと2度も移籍トラブルを起こした亀田兄弟を受け入れる移籍先はない。独立するにも父史郎氏がライセンス無期限停止処分を受けているため、第3者をたてる必要があるため時間を要する。その突破口が「協会所属」だった。だが今回の結論先送りで、再び亀田兄弟は窮地に陥った。

 11日に亀田兄弟はメキシコへ出発した。海外なら試合はできるが、テレビ局やスポンサーの関係上、決して簡単ではない。大橋秀行会長は「初のケースだけに慎重に対応したい。本人たちから相談があれば受ける用意もある」と任意の事情聴取を求める考えを示した。東日本協会への事情説明のため、亀田兄弟が緊急帰国する可能性が出てきた。【田口潤】

 [2008年5月13日8時43分 紙面から]


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