大相撲の横綱審議委員会(守屋秀繁委員長)による稽古総見が25日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、初場所(来年1月10日初日、両国国技館)に向けて各力士が、稽古で汗を流した。

 横綱白鵬(30=宮城野)は全力士の“大トリ”として稽古に姿を見せた。四股を踏み汗を流したが、土俵での取組はなし。ぶつかり稽古で、平幕の高安に胸を出した。

 夏場所、秋場所の稽古総見に比べ、初日までの期間が長いため「番付発表があった(前日24日)ばかりだし、いつも通り(初日までは)調整しながら」と、ここからペースを徐々に上げる腹づもりだ。今年は、通算優勝回数で史上最多記録を樹立した。16年の滑り出しの初場所に向け「やはり1年始まりの場所。いい結果を残して、ノビノビやれれば」と話した。