大相撲の横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)が蜂窩(ほうか)織炎のため入院していることが3日、分かった。

 毎年恒例の神奈川・秦野市にある出雲大社相模分祠への参拝を欠席。後援会から贈られる新しい化粧まわしもお披露目されたが、主役不在となった。

 日馬富士は昨年末、稽古納めの12月31日に左膝に菌が入ったことを明かしていたが、「最後なので」と強行して稽古していた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「集中的に、入院したほうが治りが早いから」と説明した。

 大事には至らず、12場所ぶりに東の正横綱として迎える初場所(10日初日、東京・両国国技館)への出場も問題ないという。稽古再開の見通しは立っていない。