大相撲春場所で36度目の優勝を果たした横綱白鵬(31=宮城野)が千秋楽から一夜明けた28日、大阪市内のホテルで会見した。

 ホロ酔いの表情で姿を見せた白鵬は「ずっとシャンパンばかり飲んでました」と前夜の祝勝会で痛飲したことを明かした。

 千秋楽の日馬富士戦では左に変化して優勝を決め、表彰式インタビューではファンから拍手とともに厳しいヤジも飛んで涙をこぼした。白鵬は涙の理由について「やっとオヤジ(年1回のモンゴル相撲で6度優勝)と並んだし、8カ月ぶりでしたし、優勝は1場所1場所で味が違いますから。こんなに優勝って大変だったんだと、千秋楽でその思いがこみ上げてきましたし、会場からの厳しい言葉を頂いて、重ね重ねでこみ上げてきました」と説明。変化については「あれで決まると思わなかった。自分自身が一番悔しかったんでね」と弁明した。