大相撲の横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)が12日、大阪・堺市内の合宿で基礎力アップを誓った。

 11日から始まった恒例の堺合宿では、立浪部屋からも幕下力真、明生(ともに20)ら4力士が参加するなど、毎朝8時前から昼1時ごろまで活気あふれる稽古が続く。

 日馬富士は、この日は土俵に上がらず、ダンベルを持ってのすり足やてっぽうで地道に汗を流した。「基礎的なことをやってから名古屋に乗り込みたい」。4場所ぶり8度目の優勝を目指す名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)へ向けて、じっくりと体を仕上げるつもりだ。