5月の大相撲夏場所で左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負って途中休場し、7月の名古屋場所を全休した西十両10枚目の安美錦(37=伊勢ケ浜部屋)が8日、秋場所(11日初日・両国国技館)への出場を明言した。

 関取最年長の安美錦はこの日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で序二段力士らを相手に16番、手合わせをした。稽古後に「ちょっとでも相撲を取れると思ったから、そこに懸ける。1パーセントでも勝てると思えば出る」と話した。左足首の状態は「痛いし、硬い。ケアをしながら相撲を取っていく」と説明した。

 安美錦は2000年初場所に新十両となって以来、関取在位が連続100場所となった。