大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)で16場所ぶりに幕内へ復帰した西前頭14枚目の豊ノ島(35=時津風)が7日、あらためて春場所での大暴れを誓った。

この日も、横綱鶴竜(33=井筒)、大関高安(29=田子ノ浦)、東前頭5枚目の千代大龍(30=九重)の出稽古組でにぎわった時津風部屋だが、豊ノ島はペースを乱されることなく、土俵外での基礎体力作りに汗を流した。大阪入り後も、土俵に入る日、入らない日をしっかり決め、ベテランの読みで焦らずジックリと調整してきた。

先月25日の番付発表時の取材対応では、今場所の目標設定に「幕内に戻ったんだから優勝を目指したい」と迷わず即答。マイペースの稽古を貫く中、この日も「積み重ねてきたものを出すだけ。せっかく奇跡的に(幕内に)戻ってこれたのだから元気な相撲で暴れ回りたい」と意気盛んに話した。