AKB48の新曲「光と影の日々」が22日、朝日放送「夏の高校野球応援ソング」とテレビ朝日系「熱闘甲子園テーマソング」に決まった。今年の選抜総選挙で自己最高4位に入った山本彩(22)が、「親友」のAKB48総監督・横山由依(23)とともに、大好きな高校野球ソングでダブルセンターを務める。山本はこのほどインタビューに応じ、球児の熱戦に、自身の仲間との絆を重ね合わせた。

 野球少年だった兄が憧れた聖地に立ち「もはや、喜びを通り越えて感動」。山本は発表に先立ち、甲子園球場での撮影も終えた。

 山本 高校野球ソングは目標の1つだったので、ドッキリかと…(笑い)。

 小学時代から高校野球ファンで、06年の決勝戦、駒大苫小牧-早実でとりこになった。

 山本 私的名場面は、12年の光星学院-東海大甲府戦。光星の北條君(現阪神)がバカバカ打って、化けもんやなって。で、次の決勝で、大阪桐蔭の藤浪選手(現阪神)が14奪三振で完封! この流れが私の最強です。

 期間中は、仕事の合間にも携帯で中継に見入る。

 山本 芸能情報より、野球しか見ないぐらいに(笑い)。点差が開いていても、9回まで分からない。高校で悔しい思いをしても、プロで結果を出す人もいる。自分の希望にもなりますね。

 目標はシンガー・ソングライター。自らも「夢へ向かう途中」だ。ダブルセンターの横山は1年弱だったが、NMB48を兼任。「親友」と呼ぶ仲になった。

 山本 親友…ありがとうございます。きっと私たちも心に残ります。バッテリーみたいな感じですか。

 NMB48では昨春から創設メンバーの卒業が続き、今春は盟友の渡辺美優紀(22)が卒業を発表した。

 山本 グループが離れて、お互いの状況は言わないと分からないのに、卒業が続いたり、悩んでいると、ゆいはんがいつも「大丈夫?」って連絡をくれる。

 山本も、2代目総監督の横山を支えると誓う。

 山本 ゆいはんは、AKB48楽曲では、今回が初めてのセンター。総監督の大役もあり、私がご一緒できてうれしいし、ゆいはんを支えていきたい。

 仲間、親友との絆をそのまま、高校球児の「青春」に置き換えて、熱い夏を盛り上げる。【村上久美子】