AKB48が16日、東京ドームシティホールで、13期生9人によるコンサート「13期生公演 in TDC~今やるしかねぇんだよ!~」を行い、昨年の選抜総選挙で32位に入った大島涼花(18)同47位の茂木忍(19)らが出演した。

 13期生は11年にグループに加入した新しい世代で、当初は16人の大所帯だった。相笠萌(18)梅田綾乃(17)が3月にグループ卒業を控え、過半数を割る7人になってしまうことなどから、ファンの間で同期公演を開催する声が多く上がり、実現した。大島は「元から13期だけでやりたいと言っていた。(ファンの)声が力となって、後押しとなって、実現することができました。ありがとうございます」と、2000人のファンに感謝した。

 オープニング曲「RESET」は、研究生時代に何度も踊ったナンバーだった。梅田、相笠は感極まり、腫らした目で客席を見詰めながら踊っていた。劇場公演を大事にしてきた世代ということもあり、48グループの全22公演から1曲ずつをノンストップで踊る怒濤(どとう)のメドレーも披露し、会場を沸かせた。

 終盤には卒業する2人に、残るメンバーが書いた手紙を篠崎彩奈(21)が代表して読む場面があった。梅田はボロ泣きしながら聞き入っていたが、篠崎が締めの部分で「萌とうめたん(梅田の愛称)の幸せを願っています」と言うところを「萌たんと…」と言い間違えてしまい、メンバーも場内も爆笑。メンバーから「篠崎!」と突っ込まれながら篠崎が手紙を読み終えると、相笠は「萌たんとうめたん、うれしいで~す!」とジョークで返し、再び笑いが起きた。

 卒業後は2人とも芸能活動を続ける。梅田は「この13期公演ができれば、悔いなく卒業できると思っていた。9人で立てたこと思い出になる。卒業まで、思い出がたくさんできたらいいな」と晴れやかな表情で言い切った。