SKE48佐藤聖羅(21)が27日、名古屋市・栄のSKE48劇場で卒業公演を行った。全体曲「ウッホウッホホ」では、青一色のサイリウムに目を潤ませながら、変顔でゴリラ役をコミカルに演じ、ファンの笑いを誘っていた。ユニット曲「明日のためにキスを」では、同期の大矢真那(23)に抱きつかれ、照れくさそうな笑みを浮かべた。

 最後のあいさつでは、自分のことよりも先に、24日に行われた大組閣祭りで動揺が走るメンバーに思いの丈を打ち明けた。

 「手探りでまだぜんぜん分からない環境で、(メンバーが)自分の居場所を見つけるのは難しいと思う。けど、SKEのみんななら絶対できる。変わらないことは、兼任するメンバーも移籍するメンバーも、ずっとSKEの仲間だということです。名古屋という温かい環境で、みんなが活動できて、温かく応援してくれる皆さんの支えがあって、きっとこれからもっと大きく成長してくれると思う。みなさん、これからもSKEを支えてくれますか?」

 ファンにそう呼び掛け、大きな拍手を受けていた。

 公演には同期でチームメートの松井珠理奈(16)大矢真那(23)中西優香(25)出口陽(25)がフル出演し、仲間の門出を祝福した。また同期のチームK2佐藤実絵子(27)も、アンコールでサプライズで出演。「聖羅のグラビアを見ることが一番の喜びだと思う」と、仕事の都合で駆け付けることができなかった松井玲奈(22)からの手紙を代読した。

 今後はグラビアアイドルを目指し、東京に進出する。「これからもSKEのこと、よろしくお願いします。それに便乗して…聖羅のことも忘れないで下さいね」と、控えめに自己PR。最後は「仲間の歌」で、メンバーたちから笑顔で送り出された。