【カンヌ(フランス)24日(日本時間25日)=木下淳】第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の結果発表がドビュッシー劇場で行われ、黒沢清監督(52)の映画「トウキョウソナタ」が「審査員賞」を受賞した。香川照之(42)と小泉今日子(42)が夫婦役で主演した作品。公式上映が序盤の17日夜(日本時間18日未明)だったため、監督もキャストも既に帰国。関係者が代わりに賞状を受け取った。

 同部門には20作品が出品され、最高賞の「ある視点賞」は、カザフスタンのセルゲイ・ドボルツェボイ監督「トゥルパン」に贈られた。