2015年12月に公開が決まっている「スター・ウォーズ エピソード7」が、密にクランクインしていたことが明らかになりました。当初は5月に撮影開始と言われていましたが、ディズニー・スタジオのアラン・ホーン会長が自ら前倒しで撮影が始まったことを明かにしました。しかし、キャストやストーリーなど詳細は今だにベールに包まれたまま一切明かされておらず、今回の撮影もキャストを迎えたシーンなのか、風景など雑観撮影なのかも含めて詳細は謎のまま。

 ルーカスフィルムの買収で心配したファンも多かったと思いますが、ディズニー作品として始動した「エピソード7」。ファン待望の新作にまつわる報道、噂をまとめてみました。

●脚本

 「トイ・ストーリー3」などを手掛けたマイケル・アーント氏が脚本家として起用されましたが、途中で降板。アーント氏の初稿を基にJ・J・エイブラムス監督と「エピソード5/帝国の逆襲」と「エピソード6/ジェダイの帰還」で共同脚本家を務めたローレンス・カスダン氏が担当することに。ストーリーは一切明かされていませんが、新しい脚本ではオリジナルキャストのルーク・スカイウォーカー、レイア姫、ハン・ソロが中心となってストーリー展開するといわれています。今作では脚本がかなり難航したと伝えられているだけに、ファンたちの期待も高まっています。

●舞台

 「エピソード6/ジェダイの帰還」の30年後が舞台になるといわれていましたが、ホーン会長はオリジナル3部作の35年後に設定されていることを明かしました。

●オリジナルキャスト

 ルーク役のマーク・ハミル、レイア姫のキャリー・フィッシャー、ハン・ソロのハリソン・フォードが再び顔を揃えると噂される中、チューバッカ役のピーター・メイヒュー、C-3PO役として知られるアンソニー・ダニエルズの出演も報じられ、オリジナルキャストが再び集結することになりそうです。

●キャスティング

 ホーン会長は「ほぼ決まっている」と語っていますが、いまだに出演者の名前は明らかにされていません。しかし、メディアではすでに何名かの俳優が候補として名前が挙がっています。「それでも夜は明ける」で今年のアカデミー賞助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴがシス役、人気ドラマ「ガールズ」でブレークし、「マン・オブ・スティール」続編にも出演するアダム・ドライバーが悪役に抜擢されたと伝えられています。他にも「トランスフォーマー」新作に出演中のジャック・レイナー、「リトル・ダンサー」などで知られるマシュー・ジェームズ・トーマス、ザック・エフロン、ゲイリー・オールドマン、マイケル・ファスベンダー、ジェシー・プレモンスと言った面々の名前も噂されていますが、ほぼ決定したと言われるキャストは一体どんな面々なのか楽しみです。

●撮影

 今年5月からイギリスのスタジオで撮影されると発表されていました。過去の全6作品の伝統に沿ったもので、原点に戻るためにもエイブラムス監督はイギリスでの撮影にこだわったようです。一部では、エジプトのカイロですでに撮影が開始したとの噂もありますが、詳細は明かされていません。そんな中、ハリウッド・レポーター誌は、ルークやアナキン・スカイウォーカーの故郷である惑星タトゥイーンのセットは、アラブ首長国連邦のアブダビで撮影されることになり、クルーやキャストは5月にアブダビに向かうと報じています。過去のシリーズではアフリカのチュニジアで撮影されていましたが、政治的に不安定な地域であるため、キャストやスタッフの安全を考慮して撮影地をアブダビに変更することにしたようです。

 本格始動を始めた「エピソード7」。秘密主義のエイブラムス監督だけにキャストやストーリーが明かされるにはもう少し先になるかもしれません。全世界のファンが待ち焦がれる「エピソード7」の情報は、進展があればまたお伝えしたいと思っています!

(このコラムの更新は毎週火曜日です)