ももいろクローバーZの弟分の男性7人組ユニット超特急が、小室哲哉(56)と前山田健一(34)のプロデュースにより、6月10日に発売するデビュー3周年シングルの全容が5日、明らかになった。

 小室がプロデュースする新曲のタイトルは「スターダスト LOVE TRAIN」に決まった。小室が所属するTMネットワークの91年の大ヒット曲「LOVE TRAIN」と、超特急の所属事務所スターダストプロモーションの名が合体したタイトルとなった。小室が超特急のメンバーと直接対面し、これまでの超特急の楽曲を聴いたりライブ映像を見ながら一緒にミーティングを行った。「3周年のアニバーサリー感とクールな方向性」というメンバーからのリクエストを踏まえ、ジャングルとともに英国で生まれたダンスミュージック「ドラムンベース」に往年のサウンドも感じる、懐かしくも新しい楽曲が完成した。

 センターは4号車・筋肉担当のタクヤ(20)が務める。2枚目のシングル「Shake body」以来のセンターに、タクヤは意気込みを語った。

 「センターは苦手な僕ですが、超特急のTKは僕(Takuya Kusakawa=草川拓弥)なので、小室さんの気持ちも背負ってステージに立ちたいと思います。曲調はクールでカッコいいが、歌詞はかわいいツンデレな曲なので普段、周りからツンデレと言われる僕にはピッタリです(笑い)これからもどんなアーティストにも似ない超特急を見せていきたいです」

 また前山田がプロデュースする新曲のタイトルは「バッタマン」に決定。「本物かどうかなんて決める定義は人それぞれ」というところから“バッタモン”をコンセプトに制作された。歌詞には、8号車(ファン)という大きな存在があったからこそ走ることのできた感謝と、まだまだ止まらない超特急の野望など、メンバーそれぞれの超特急への思いが描かれた。インドネシア・ジャカルタで生まれたクラブミュージック「ファンコット」をベースにした、超特急として最速の楽曲となる。

 センターを務める6号車・元気担当のユースケ(19)は、「バッタマン」と「スターダスト LOVE TRAIN」への思いを熱く語った。

 「『バッタマン』という曲には、僕たちメンバー7人が8号車さんに向けてのメッセージだったり、超特急でやっていきたい魂の叫びなどが入ったりしています。超特急がどんなグループなのかを紹介するには、ピッタリな曲です! 今回、小室哲哉さんプロデュース曲『スターダスト LOVE TRAIN』と『バッタマン』が両A面シングルになるということで、3周年にすごくすてきな作品ができたなって思いました。どちらの曲も3周年にふさわしくて、超特急という記念物ができたかのようです。小室哲哉さんや前山田健一さんの思いを、超特急のダンスと歌に乗せて披露していきたいと思います。これからも一生懸命、超特急をやっていきます。僕たちにしかできないことを、いろいろな人に見せていきたいです。夢へのレールにまた一駅近づけますように」

 今後は大きなライブが相次いで開催される。まず6月6、7日にインドネシア・ジャカルタで行われる「カウントダウンアジア」出演決定。超特急史上初の海外公演となる。同10、17日にはZepp TokyoでHMV25周年と超特急の3周年を企画したライブを開催。17日のライブは、小室ファミリーの一角・TRFとの競演が実現する。さらに7月20日の東京ドームシティーホール公演を皮切りに、全国ライブハウスツアーを開催。超特急の勢いは、止まらない。