歌舞伎俳優の市川海老蔵(37)が、28日に都内ホテルで披露宴を行った中村獅童(42)を祝福。多くの出席者が涙したという披露宴の様子を伝えた。

 獅童とは幼少の頃からの知り合いで、「幹弘」と本名で呼ぶ海老蔵。獅童はもともと歌舞伎の名門である小川家の長男として生まれたが、幼い頃に祖父の初代中村獅童が歌舞伎俳優を廃業。海老蔵いわく「歌舞伎俳優は後ろ盾なく生きる事は難しい…」という。

 そんな中、母の陽子さんがマネージャーとなりプロデューサーとなって獅童を支えたが、その母は2013年12月に急逝。悲しみに暮れる獅童を支えたのが、妻となった沙織さんだったという。

 海老蔵は披露宴に出席し、「陽子さんが結婚式の時に着たウェディングドレスを直して今日の披露宴では沙織さんが登場、その姿に心打たれ、その姿をみて幹弘が沙織さんに沈黙の後に…ありがとう。と一言。彼の眼には光るものが…」と、感動の場面をつづった。

 海老蔵や多くの出席者もその場面に、「私も…ありがとうの一言で全て伝わってくる2人を見て更に心に響き 多くの方が涙していたようでした」という。「思い出すだけで胸が熱く…ありがとうの一言で幹弘のお母さんへの想い、そして沙織さんへの感謝。素敵な夫婦の門出に立ち会う事ができ幸せでした。おめでとうございます。心からそう思いました」と振り返った。