アンジェリーナ・ジョリー(40)とブラッド・ピット(51)夫妻が希少な共同インタビューに応じ、米国時間の2日、同インタビューがNBCテレビの朝の番組「トゥデー」で放送された。

 ジョリーはガン予防策として、13年に両乳房の切除手術を受けており、今年始めには卵巣摘出手術を受けた。手術の知らせを受けたピットは当時、フランスにいたが、手術に立ち会うため、すぐにアメリカに戻った。ジョリーの選択を100%支持していたというピットは、「家族が一緒にいるためには、何でもしなくてはならない。恐ろしい決断だ。誤った方向に行く可能性もたくさんあった」と、当時の心境を明かした。

 ジョリーは、99年に卵巣ガンであると診断され、07年に死亡した母マーシェリン・バートランドさんのガン闘病を見ていたため、両乳房の切除手術、および卵巣摘出手術を受ける決断をしたと告白。

 「中には母と同じ看護士や、同じドクターたちもいました。卵巣摘出手術をしたのは、母が治療を受けていたドクターでした。母は彼女に、”あなたがアンジーの卵巣を摘出すると約束して”と言っていたんです。だから、ドクターと会った時は、一緒に泣いてしまいました」と明かした。

 卵巣を摘出したため、すでに更年期に入ったというジョリーは、夫ピットのサポートにより、2つの手術による身体的変化を受け入れられるようになったという。ピットは、「妻のアプローチには、虚栄は一切ありません。その決断には強さがありました。それはただ、人生で自分を強くしてくれる出来事の一つであり、子供たちのため、そして、家族が一緒にいられるために決断したことでした」と語った。(ニューヨーク=鹿目直子)