漫画家の水木しげるさんが93歳で亡くなったことを受けて、30日、水木さんが長年在住していた東京・調布市の長友貴樹市長が、コメントを発表した。

 「調布市名誉市民である水木しげる先生の、あまりに突然の訃報に接し、大きな悲しみと喪失感を禁じ得ません。まだ、田んぼや畑が多かった昭和34年から調布市にお住まいいただき、つい先日、街中で先生とお会いしたのが最後となりました」と残念がった。

 「今年の夏、戦後70年の事業として、水木先生の作品で平和を考える展示会を開催し、全国から水木ファンがお越しになったこと。水木先生ご自身にもご来場いただき、報道機関の取材に対応されていたのが、昨日のことのようです」と回想した。

 その上で、「あらためて、大人(たいじん)の風貌で、すべての人に愛された水木先生をしのび、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます」とつづった。