じぇじぇじぇ! フィリピンのアイドルが初上陸した。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の応援大使を務める、フィリピン人5人組アイドルグループ「KAWAII(カワイイ)5」が24日夜、都内で行われた「なぎさりん生誕公演」に出演した。

 “飲みドル”のチャッキーズ∞インフィニティから紹介されると、緊張した様子で登場。「あまちゃん」の挿入歌「暦の上ではディセンバー」(来年1月発売予定)をタガログ語、マライア・キャリー「ALL I Want For Christmas Is You」を英語で披露すると、来場者は歓声を上げた。アリス(18)は「初めて日本に来たので緊張しましたが、勉強にもなりました。アイドル文化だけではく、日本文化も学んでフィリピンへ伝えたいです」。

 同グループは今年5月、フィリピンの民放TV5で放送中の「あまちゃん」の応援隊として結成された。NHK連続テレビ小説が同国で放送されるのは90年の「おしん」以来25年ぶりだった。約400人の中からオーディションで17~19歳の女性5人が選ばれ、現地のライブでは海女衣装を着用する。全員が主人公の能年玲奈のファンという。

 先月にはAKB48チーム8と共演した。AKB48を「目標のアイドル」とし、リーダーのヴィーナス(19)は「AKB48さんとは規模は違うけど、総選挙の厳しいシステムや海外展開などは似ている。売れて、ぜひ、一緒にライブをやって、両国で活動できるアイドルになりたいです」と意気込んだ。