米映画「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニ-役で知られる英女優エマ・ワトソン(25)が、1年間の女優休業を発表した。

 フェミニストで作家のベル・フォックスさんとペーパー誌で行った対談で明かしたもの。ワトソンはフェミニズム追及と読書のためにハリウッドから離れ、自己成長を遂げたいと語っている。

 フェミニズムの読書クラブを始めたと言うワトソンは、「私の目標は1週間に1冊の本を読み、読書クラブでも1カ月に1冊の本を読むこと。自分自身のために膨大な量の読書と勉強をしているの」とコメント。

 国連における女性の権利のための機関「UN Women」の親善大使を務めるワトソンは、「He For She」という男女平等を実現するキャンペーンも行っており、慈善活動にも力を入れていきたいと語っている。「世界中の多くの女性たちと会って話を聞きたい」と、休業中は独自のスタイルで多くのことを学ぶ意向を示している。

 具体的にいつから休業しているのかは不明だが、ディズニーの名作「美女と野獣」の実写版が来年公開を予定している他、今秋には俳優トム・ハンクスと共演する主演映画「ザ・サークル」が公開される。(ロサンゼルス=千歳香奈子)