不倫騒動をテレビ番組内で謝罪したベッキー(32)に比べ、同日に釈明会見を行った舛添要一東京都知事(67)の歯切れの悪さが浮き彫りになったようだ。

 ベッキーはゲスの極み乙女。川谷絵音との不倫騒動により休業していたが、13日放送のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で約3カ月ぶりにテレビ復帰を果たし、涙ながらに騒動を謝罪。1月の会見時の発言にうそがあったと認め、「気持ちが通った時点で不倫」「間違った恋だった」「本当に最低なことをしてしまった」と赤裸々に気持ちを明かした。

 いっぽう、高額出張費や公用車での別荘通い問題、さらに政治資金の公私混同疑惑を報じられ、釈明会見を行った舛添知事は、正月の家族旅行で利用したホテルの宿泊費に政治資金を流用したとされる疑惑に対し、家族と滞在中の客室で都知事選出馬など「緊急かつ重要な案件」だった会議を事務所関係者と開いたとした。「私は政治活動という認識を持った」と主張した舛添知事だが、会見を見守った人を納得させるまでには至らなかった。

 偶然にも、同日、謝罪したベッキーの姿勢が真摯(しんし)なものだっただけに、その差が強調される結果となってしまった。尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏は「東京都知事はベッキー見習ったらどうかしら!?」とのタイトルでブログを更新し、「昨日は2つの対称的なお詫び見た思いします ベッキーさんと舛添知事 ストンと胸に落ちて応援したくなったのがベッキー 会見中になんども『そんな~』と呆れかえったのが都知事さん」とつづった。

 また、ウーマンラッシュアワーの村本大輔もツイッターで「舛添さんもベッキーさんの爪の垢煎じて飲んでよね」「中居さんと囲炉裏を囲んだ舛添さんに『湯河原にいきたかったんです、ファーストクラスに乗りたかったんです、ごめんなさい』て泣きながら謝って欲しいなー。舛添さん好きだし」とツイートした。