ダウンタウンの松本人志(52)が依頼者として出演した27日深夜放送のABCテレビの人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(関西ローカル)の平均視聴率が20・2%を記録したことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。同番組の平均視聴率が20%を超えたのは2014年1月31日放送の21・4%以来、2年4カ月ぶり。

 同番組は視聴者からの依頼に基づいて、タレントが扮(ふん)する探偵が調査する。今回、兵庫県出身で同番組の大ファンの松本は「東京都に住む52歳の男性」として初出演。番組では松本からの依頼として「妻が『えらいことになってるー!』と陶器でできたミルクポットを持ってきました。中にもう1つ別の陶器がスッポリとはまり込み、取れなくなっているのです。私の力で内側の器を思い切りひっぱりましたが、取れません。まるで呪いがかけられたように外れないのです。優秀な探偵さん、どうかこの2つの陶器を傷つけずに外してください。たむらけんじ探偵だけは、よこさないでください」という依頼が紹介された。

 担当した探偵はお笑いコンビ、ハライチの沢部佑(30)。依頼者が松本だと知らされずに現場に行った沢部は松本が登場すると、「ちょっと待ってください」と大御所の登場に驚いた。松本は「東京に来てからも欠かさず見ている」と熱い思いを語り、これまで放送された名シーンも振り返った。

 同番組では、過去に金属製の鍋や茶わんなどが重なって外れなくなってしまったという依頼を解決してきたが、陶器のポットは初めて。定番の外し方を試みたが、外せず。専門家の力も借りて、窒素、糸などを用いたが解決できない。最後は滑りをよくするために洗剤を入れると、ポットは見事に外れた。

 他の番組の収録で抜けていた松本が現場に帰ってくると「え! なんで~」と驚きの表情を見せた。難題解決に「いや~、ありがとうございました。もう少し時間がかかりそうな家の問題がある」と新たな依頼があることを明かした。