認知症と診断され老人ホームへ入所したことが明らかになった声優の大山のぶ代(82)の近況を、夫で俳優の砂川啓介(79)が明かした。

 砂川は8日放送のTBS系「白熱ライブ ビビット」にVTR出演。大山が老人ホームに入所したのは今年4月で、砂川が尿管がんを患って入院することになったのがきっかけだったという。それまで、認知症の妻を老人ホームに入れる気はなく、自宅で介護を続けるつもりだったが、1人家に残して行くわけにもいかず、入所させることになった。

 入所後の大山について「考えていた以上に(老人ホームが)水が合ったのか、もうお友達ができたりしてるらしい。体調はとても元気になっている」と、入所前よりも元気になっていると語った。

 大山は老人ホームから入院中の砂川を見舞いに来ていたらしく、再会するたびに泣くようにすがりついてきたという。病室でうれしそうにアイスクリームを食べる妻の姿を思い出し「本当に子どもになっちゃったですね」と砂川は笑顔で語った。

 砂川は妻に対し「彼女が元に戻らないまでも、過去のことを思い出して、今までどおりにおしゃべりで喋ってくれるのを、もう一度みたいですね」としみじみと語った。