演歌歌手三山ひろし(35)が13日、東京・渋谷のライブハウス「渋谷 VUENOS」で、5人組ヘビーメタルバンド「ガーデル」とのコラボレーションをファン約150人に披露した。

 これまでも、ロックやクラブDJなどジャンルの垣根を越えたコラボに挑戦してきたが、今回は「音楽共通」との思いから、普段は全く接点のないヘビメタとのコラボに挑んだ。

 ヘビメタのリズムで流れる新曲「四万十川」を歌唱しながら、「SAY!」などのかけ声を絶叫。普段は、歌唱の合間に特技のけん玉を披露するのが常だが、この日はファンから応募のあった俳句の朗読も行った。

 俳句は約300通の応募から厳選した数点を披露。その1つ、「親からの プレゼントだね その声は」を読み上げた後は、「この声は親からもらい、皆さんに育ててもらっています」とファンに感謝した。

 「握手した 手は夫には握らせぬ」には「『Don,t touch me』ですね。でも家庭円満が一番です。夫婦円満でお願いします」と笑わせた。

 イベント後には、2年連続出場を目指すNHK紅白歌合戦への熱い思いを俳句で訴えた。「今年度 紅白出場 『四万十』で」。昨年は「お岩木山」で初出場した。三山は高知出身だが、「お岩木山」(岩木山)が青森県にあることから、東北出身と思いこんでいるファンもいるという。

 念願だった故郷の曲でV2を目指す。