SMAPが、今年の12月31日をもって解散することが13日、分かった。1月に明らかになった分裂騒動はいったん収束し、グループ存続に向けて何度もジャニーズ事務所・ジャニー喜多川社長と面談や話し合いを進めてきたが、メンバー間の潜在的な溝は深かった。14日未明に正式発表された。国民的アイドルグループの歴史は、デビュー25周年の節目の年に幕を閉じることとなった。

 SMAPは、2020年東京パラリンピックを支援するために設立された「日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)」の応援サポーターを務めていたが、解散発表をもって、サポーター活動を終了することになった。

 関係者によると、分裂騒動が明るみに出た今年1月から、ジャニーズ事務所はパラサポに、グループの状況や協力のプランなどを逐一説明していたという。ただ、今月11日の役員協議をもって解散という結論が出て、パラサポに活動終了を打診し、受諾されたという。今日14日に、正式発表される予定。代役などは決まっていないという。

 SMAPは昨年11月、都内で行われた「パラリンピック競技団体共同オフィス」オープン発表会に出席。パラサポの応援を表明し、香取は新オフィスに16平方メートルの巨大壁画を寄贈。中居も「これからはSMAPのPをパラリンピックのPにしようと思います」などと話していた。

 中居は現在、TBS系のリオ五輪メインキャスターを務めている。日々、生放送で競技の様子や、選手たちの活躍などを伝えている。今日14日以降の放送中に、解散について触れる可能性もあるが、事務所関係者は「番組内でどういう対応をするかは、これからテレビ局側と話し合いながら決めていくことになると思う。解散は急に決まったことなので、そこまでの話がまだ進んでいないというのが現状です」と話した。