昨年11月、HIV感染をテレビで告白し、世界中に衝撃を与えた俳優チャーリー・シーン(51)。その後、仕事もまったくなくなり、両親の家に住むほど困窮していると報じられている。

 一時は「テレビ界で最も高収入の俳優」として知られ、総資産は1億2500万ドル(約125億円)を超えるともいわれていたシーンだが、資産も底をつき、米情報サイトRadarOnlineによると、マリブにある両親マーティン・シーンとジャネット・シーン夫妻の家のゲストハウスで生活する日々という。

 シーンは2010年より2011年にかけて、人気コメディー・シリーズ「Two and a Half Men」の主演で、一話につき180万ドル(約1億8000万円)のギャラを稼いでいたといわれている。

 シーンをよく知る関係者は同サイトに、「悲しい話だ。一時は資産が1億2500万ドルを超えるほどだった彼が、高価な飛行機、麻薬、女性たち、そして、HIV感染を事前に知らされなかったとして訴えていた過去のセックスパートナーたちに支払った示談金などで、すべて使い果たした。チャーリーには仕事がない。誰も彼を雇いたがらない」と語っている。

 シーンは2人の元妻たちデニス・リチャーズとブルック・ミュエラーとの間に、それぞれ2人ずつ子供がいる。2人に毎月55000ドル(約550万円)ずつ養育費を支払っていたが、ほぼ半分の25000ドル(約250万円)ずつに減額を要求。最近、2人はこれに同意したと報じられたばかりだ。

 内部関係者は、「チャーリーは元妻たちに感謝しているが、養育費をまったく払えなくなる日も近い」と話している。(ニューヨーク=鹿目直子)