映画監督でタレントの北野武(69)が、フランス政府からレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章することが18日、分かった。北野さんの所属事務所が明らかにした。叙勲式はパリ市内で25日に行われる。

 所属事務所によると、フランスのジャック・ラング元文化相が「芸術ジャンルの限界をやすやすと乗り越え、演劇、テレビ、映画、文学などの約束事を変革して、現代のアートシーンに影響を与えてきた」とのコメントを寄せたという。

 北野さんは「このような栄誉を授かることとなり大変驚いています。そして素直にうれしい気持ちでいっぱいです。これからも自分のスタイルを守りながら、さまざまな仕事に精進してまいります」とコメントしている。

 北野さんは1999年にフランス芸術文化勲章のシュバリエ、2010年に同勲章の最高章コマンドールを受章している。