20歳の女性デラニー・モラウンさんが明かしたモデル業界の実情が話題になっている。

 ブラジルのフォルテルザ出身のデラニーさんは、モデルエージェンシーに雇われてサンパウロに引っ越してきた。サンパウロはファッションウイークの開催都市の1つであり、モデルを夢見るブラジル人が上京する街となっているという。

 そんな彼女はモデルの契約を8月に打ち切られたことをFacebookで明かした。彼女はまず、モデルたちの食事事情について「(モデルの)女の子たちはフードサンプルを食べにスーパーマーケットに行くの。それが基本的に彼女たちのランチなのよ」「ブッキングエージェントはモデルたちに便通を促進する薬を渡すの。空腹で失神する女の子もいたわ」と過酷な実態を明かす。

 そして、契約を打ち切られた理由は、彼女の体重がエージェントたちの要求に達していなかったためであり、マネジャーには「太りすぎ」だと言われたという。「私は痩せこけたような人間だったし、今もそうだと思うわ。私は50キロいかないぐらいの体重なの」と明かし、モデル業界を“異常”だと感じたため、モデルになる夢は諦めたと彼女は明かしている。

 もともとポルトガル語で書かれたデラニーの投稿は、「デイリーメール」紙など英語圏のメディアにも取り上げられて話題に。痩せ過ぎたモデルばかりを起用する業界への批判が強まっている。【ハリウッドニュース編集部】