市村正親(67)が出演するミュージカル「ミス・サイゴン」が23日、東京・帝国劇場で東京公演の千秋楽を迎え、92年初演から続いたエンジニア役卒業を発表しており、東京のラスト舞台となった。

 カーテンコールでサプライズが飛び出した。「卒業式にようこそ。でも新たな目標ができました。東京五輪の年に『ミス・サイゴン』が上演されたら、その舞台に立つことです」。上演回数1426回で839回演じた。2年前に胃がんで途中降板し、今回で卒業と決めていたが心は揺れていた。「Endless SHOCK」上演回数1422回の堂本光一(37)も祝福に駆けつける中で「まだやれる気持ちになった。4年後はいい年齢。健康に気をつけてやっていくので今度は『ミス・サイゴン』入学式に来て」と話した。