若手男性俳優集団D-BOYSのメンバー和田正人(37)が、同じくメンバーで芸能活動を休業中の柳浩太郎(30)の卒業発表に「寂しい出来事です」と惜しんだ。

 D-BOYSの公式サイトで12日、「2014年11月より、休業させていただいておりました柳浩太郎ですが、2016年12月20日をもちまして、D-BOYSを卒業するとともに、ワタナベエンターテインメントとの契約を終了することになりました」と発表された。

 和田は同日ブログを更新。結成時から引っ張ってきた柳のことを「D-BOYSの象徴と言っても過言ではない、それくらい大きな存在だった」とし、「メチャクチャ仲が良かったかと言えば、そうではない。歳はだいぶ離れてるけど、喧嘩もした。ただ、僕がこの第二の人生を歩み始めてから、同じ釜の飯を食ってきた大きな存在。絶対的な、唯一の存在でした」とつづった。

 柳との思い出を振り返り、「お互い、目の前の人生をフルに生きよう。柳浩太郎、本当にお疲れさまでした。俳優集団D-BOYSが語られる時には、メンバーの心の中には、いつも柳浩太郎がいるので。あなたの伝説は、僕たち初期メンバーが、ずーっとずーっと語り継いでいきますので。そこら辺はお任せを」と呼び掛けた。

 そのほか、柳が03年に「ミュージカル テニスの王子様」の越前リョーマ役で舞台初主演を務めた当時、オーディションで会場で初めて会ったという遠藤雄弥は「会場で見た柳を見て、会って、戦慄が走ったのを覚えてる まずは、俺もなかなかの生意気なクソガキ具合だったけど、それを凌駕するクソガキ具合だった笑 年、一個上だけど笑 まじで生意気なやつだった 一個上だけど笑 そして、なにより、その越前リョーマにそっくりだったのだ こいつ、絶対受かるって思ってしまった」とその時受けた印象を明かし、同僚の卒業に「正直、寂しいって言葉で言ってしまったら、こんなにしっくりくる言葉はないけど、まぁ寂しい でも、あいつが覚悟持って決めた事なら、俺は快くこの船出を祝う事にする」と複雑な思いをにじませながらエールを送った。

 柳は03年12月に自動車との接触事故で頭部を強打し、高次脳機能障害などの後遺症があった。14年11月に長期休業を発表したブログでは「最近、体調を崩し、担当医や家族、周りの方々と相談した結果、一度、長めに休業した方がいいということになり、このような決断をしました」としていた。