能年玲奈から改名したのん(23)が18日、都内で写真集「のん、呉へ。2泊3日の旅」の発売記念イベントに出席した。

 声優で主演した公開中のアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)との連動企画で、10月に映画の舞台でもある広島・呉市を歩いた。「呉に行く時間がないという方、遠いという方に買ってもらって、呉の景色を堪能してもらえれば。比べるためにもう1度、映画を見てもらって、また本を見てもらえたらいいなと思う。2つ使いで活用して」。写真集は初回出荷が1万部で、ほぼ完売状態という。映画も先週末時点で48万人を動員、興行収入6・5億円と大ヒットしている。

 呉では食を堪能した。中でも、市内の森田食堂を「世界で一番おいしい」と絶賛。「スイスイ食べられて、ついついいっぱい食べてしまって、エネルギーをたくさん蓄えられるおいしいお店」。おでん店では、がんす(魚の練り物)に舌鼓を打ち、「『がんすでがんす』ってずっと言ってました」とダジャレも披露した。

 「今年を漢字1文字で表すと」と問われると、「難しいですね」と言いながら「呉」と答えた。「呉に行って『くれ』。ダジャレに使えるとっても素晴らしい言葉です」。再びダジャレで畳みかけた。

 クリスマスは「何も決めてません。どうしよう…。クリスマスケーキを食べたい」と切実に訴えた。正月は家族水入らずで過ごす予定で、「家族が東京に来て、『一緒に遊びましょう』って。毎年、恒例になってます」と表情をほころばせた。