文化放送の定例社長会見が17日、都内の同局で行われた。

 会見の中で、元SMAPの稲垣吾郎(43)がパーソナリティーを務め、5日からスタートした新番組「編集長 稲垣吾郎」(木曜午後9時)について、三木明博社長は「大変、大きな反響をいただいております。番組への熱い期待を受けた。4月以降も継続してやっていきたいとだけ発表いたします」と明言した。

 また前番組「STOP THE SMAP」との比較で、インターネットでラジオを聴取する、radiko(ラジコ)の集計、ハガキはほぼ同数、メールでは件数が上回ったことも報告された。radikoの集計では両番組ともに聴取件数は1万件だったという。

 ハガキについては、「STOP THE SMAP」の放送が最終回を迎えた16年12月29日から16日までの集計で、「STOP THE SMAP」、「編集長 稲垣吾郎」ともに約800通だったという。

 メールはハガキと同じ16年12月29日から16日までの集計で、「STOP THE SMAP」が約300通、「編集長 稲垣吾郎」が約400通と、新番組の方が上回ったという。

 編成担当の長谷川実取締役は「『編集長』というタイトルがついていることで、どんな番組なのか? と興味を持っていただけているようだ」と、タイトルがファンの興味のフックになったと分析した。

 また、稲垣自身の女子目線と、SMAPメンバーとの交流エピソードをさりげなく話したし、SMAPの曲をかけるなど、ファンの期待を裏切らない姿勢も、支持を集めている要因だと説明した。

 長谷川取締役 稲垣さんも(放送で)「このタイトル、意外に気に入ってきたね」と言っている。12日の放送では、中居正広さんとゴルフに行った話をするなど、元SMAPファンの興味関心(に刺さる話)も、さりげなく語っていただいており期待に応えている。今までの番組と違うのは、温泉の美肌部門1位の方にお電話して、ご自身の温泉番組を語っている。稲垣さんの女子力…考え方、自分なりの興味関心は、女子に近いところにある。まだ2回の放送だが、番組の中で表現している。SMAPの曲もかけているので、期待を裏切らない。本人も楽しんでやっている。

 聴取者からのメールで1番多いのは「番組をずっと続けてください」という内容だという。また、SMAPの他のメンバーへの質問も来ており、稲垣がそれに無理なく答えているのも大きいという。【村上幸将】