毎年アカデミー賞の前夜に発表される今年の最低映画や俳優を選ぶゴールデン・ラズベリー賞の候補が23日に発表され、人気アメコミヒーローの対決を描いた「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」が、最多9部門に名を連ねた。

 バットマンを演じたベン・アフレック(44)とスーパーマンを演じたヘンリー・カヴィル(33)は仲良くそろって最低俳優部門にノミネートされた他、最低映画賞、最低監督賞などにも名を連ねる不名誉となった。

 また、主演俳優賞には「ダーティ・グランパ」のロバート・デ・ニーロ、最低助演男優賞には「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」のジョニー・デップ、最低女優賞には「マザーズ・デイ」のジュリア・ロバーツら大物も名を連ねている。アカデミー賞授賞式の前夜の2月25日にハリウッドで授賞式が行われるが、もっとも不名誉な賞のために授賞式に出席するスターはほとんどいない。過去にはサンドラ・ブロックやハル・ベリーが出席して金色のラズベリーの型のトロフィーを受け取っており、今年はスターのサプライズ登場があるのか期待される。(ロサンゼルス=千歳香奈子)