ジョニー・デップ(53)が先月、長年にわたり資産管理を行ってきた資産管理会社「The Management Group (TMG)」を詐欺などで提訴し、2500万ドル(約28億円)の損害賠償を求めたが、TMG社がこれに反訴。

 反訴状の中で、毎月の生活費およそ2億円ともいわれるデップの超贅沢なライフスタイルを詳細に明かし、その浪費ぶりが浮き彫りとなった。同社はデップが顧問らの忠告を無視し、浪費を続けたため、経済的な危機にさらされていると主張。

 しかし、米情報サイトTMZによると、今度はデップが「あんたたちが俺を訴えるなんて、冗談だろ?」とばかりに、TMG社のずさんな資産管理により、2000年から2015年にかけて米国税局に600万ドル(約6億7000万円)の罰金を支払わされたとして反論。その証拠書類を裁判所に提出しようとしているという。

 デップはすでに米国税局に罰金を支払ったものの、憤りは収まらなかったようで、新たに雇った資産管理会社が昨年、TMG社の怠慢と違法行為を発見したことが、先月の訴訟の引き金になったという。

 デップはTMG社の反訴を裁判所に却下させるため、同社が資産管理をきちんとしていなかった証拠を提出し、争う構えだという。(ニューヨーク=鹿目直子)