沖縄県の基地反対運動を一方的な立場から放送したとして、番組「ニュース女子」が問題になった東京MXテレビが27日、同番組について「適法に活動されている方々に関して誤解を生じさせる余地のある表現があったことは否めず、遺憾」とする見解を発表した。

 同局は事実関係を再取材した番組を制作し、数カ月後に放送することも明らかにした。

 一方、事実関係について「捏造(ねつぞう)、虚偽があったとは認められず、放送法および放送基準に沿った内容であった」と判断。番組が外部制作会社の持ち込みだった点は「考査体制に関し、よりチェックレベルを向上させるため、手順、体制のさらなる検討を行う」とした。

 同番組を巡っては、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が審議入りを決めている。