日本のお笑いを批判して物議をかもしている脳科学者の茂木健一郎氏(54)が、爆笑問題の太田光(51)に反論されたことに「光栄です」と返した。

 茂木氏はかねて「強い者をやゆしてこそコメディアン『笑い』のプライドだ」との考えを示しており、「日本のお笑い芸人たちは、上下関係や空気を読んだ笑いに終止し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無。後者が支配する地上波テレビはオワコン」とツイッターで批判したことで話題となっていた。

 これに対し太田は7日深夜放送のTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」で、「うるせえよバカ」と反発。政治風刺は簡単であり、日本のお笑いの方がよりレベルが高く多様性に富んでいると反論した。

 茂木氏としては、日本のお笑いを批判したのはもともと地上波テレビ局の姿勢や番組作りに対する問題提起としての意味合いが強かったことから、太田の反論は望むところ。8日にツイッターで「太田さんに『うるせえよバカ』と言っていただいて光栄です」と触れ、「『政治風刺』が簡単なのか、日本のお笑いの方が多様なのかはぼくにはわかりません。今の地上波の笑いに不満足なことだけは確かです」と自身の主張を繰り返した。

 その後、茂木氏はツイッターユーザーに向けたアンケートで「みなさんは、日本の地上波テレビの笑いについて、どう思いますか?」「海外では、歌手や俳優などの著名人(「セレブ」)が政治的な立場を明らかにすることが多いですが、日本の芸能人は当たり障りのないことを言うことが多いようです。この違いについて、みなさんはどう思いますか?」と問い掛けた。