歌手で女優の夏木マリ(64)が、芸能界を離れてキャバレー回りをしていた当時を振り返り、「いやぁ~な感じの芸能人だった」と自身について語った。

 夏木は6日放送のNHK「ごごナマ」にゲスト出演。71年に歌手デビューし、大ヒット曲にも恵まれたが多忙故に身体を壊し、テレビの世界から離れて各地のキャバレーを回って歌う生活を続けていた当時を振り返った。

 夏木は当時20代。「長いキャバレー回りのときに、なんだか自分のイメージと違うのでちょっとふてくされて仕事をしていた。だから何の努力もしなかったし、ぼうっと生きていた時代だったので、あの時間もったいなかったなって今思います」と、当時の自分の生活を後悔しているという。

 北海道から九州まで全国に散らばるキャバレーを毎日渡り歩き、「8時と10時のショーをやったら寝て、また次の地方に行くということで。自分の中に何の生産性もないというか、流されるまま」という生活は8年ほど続いた。

 収入は多かったが「でも使いみちがないので、時々、東京に帰ってくると、それこそブランド物を買ったりとか車買ったりとか。いやぁ~な感じの芸能人だったと思う」と自虐。「20代の自分にもどってやり直したい」と願った。