女優観月ありさ(40)の26年連続30作目の主演連続ドラマとなる、フジテレビ系「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(23日スタート、日曜午後9時)の制作発表が12日、都内で行われた。

 観月が演じるのは、美人で名家のお嬢様にして骨をこよなく愛する、変人の骨格標本士。その能力で、殺人事件の謎を解いていく。原作は太田紫織のミステリー小説。

 フィギュア浅田真央の引退会見後に行われた会見とあって、観月は「引退会見の後に足を運んでいただきありがとうございます」とあいさつ。「人気のある原作のイメージを壊さないように、でも自分らしく演じたい。30作目の節目にピッタリの個性的な役。今までの中でも、皆様の印象に残るキャラクターになるように一生懸命演じたい」と話した。

 ドMの博物館技術補佐員役のKis-My-Ft2藤ケ谷太輔(29)は「正義感が強い、びびり、Mといった、今までやったことない役なので頑張ります。弱々しく見えるけど、精神的には強いM男を演じたい」。そこへ共演の高嶋政宏(51)から「まず紙パンツをはかなくちゃ駄目。バラむちも持って来なきゃ」と、SMプレーにかけていじられると「勘弁してください」とぼやいた。

 正義感と上昇志向の強い刑事役の高嶋は「このところは刑事役が多いんだけど、合コンやったりと最近にはない役。SとMの間の“超L”で頑張る。下ネタは誰の悪口を言うでも、不平不満を言うでもない。下ネタは地球を救う」。そして子役の演技をベタ褒めして「すごくうまくて、子供の生き霊が取りついて、僕まで一緒に観月さんの太ももにしがみついてしまいました」。観月は「いきなり来るんですよ、蹴り倒しました」と笑った。

 博物館学芸員補役の新川優愛(23)は「天真らんまんでかわいらしい女の子なので、かわいらしさを出せるように頑張ります。自分は人見知りのところがあるので、あっけらかんとしたところを出せたら」。植物オタクの学芸員役の上川隆也(51)は「オタクという設定ですか、プレーンに演じたい」と話した。