道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで12日に大阪府警南署に逮捕されたお笑い芸人のガリガリガリクソン(本名坂本祐介)容疑者(31)が13日、釈放された。

 午後2時、やつれた表情で現れた同容疑者は玄関で立ち止まり、約15秒間、深々と頭を下げた。

 冒頭、「このたびはこのようかたちで社会の信頼を裏切ってしまい、ましてやぶってはいけない法をやぶってしまい、申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 飲酒運転については「間違いありません」。これまでの調べに対しては「友人たちと飲んだ」と飲酒を認める一方で、車の運転は「記憶がない」と否認していた。

 報道陣からの質問に「運転した記憶はない」と前置きしながらも「状況的に判断して、私が運転したとしか考えられない。私が運転しました」と話した。

 酒の量について「ハイボールを5、6杯飲んだのは覚えているのですが、濃いめのハイボール…。それ以降ちょっと」と話した。

 同容疑者は12日、大阪市内の路上で飲酒運転をしたとして、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで大阪府警南署に逮捕された。

 釈放の理由について同署は「立証できる証拠がそろった」とした。今後は任意で事情聴取を続け、略式起訴されて、罰金刑となる見込み。