キングコングの西野亮広(36)が23日、ブログを更新し、向こう3年以内に日本武道館、もしくは横浜アリーナクラスの会場を使い、1万人規模の「西野亮廣独演会」を開催することを目標に掲げた。

 西野は「やりたいことを明確にして、それを実現させるために、身の回りの事柄すべてを最適化する。これに尽きる」とつづり、吉本の社長に、「向こう3年はマネジャーを変えないでくれ」と直談判した。

 その上で、マネジャーと会議を重ね「向こう3年のスケジュールの最後に僕らが何を書いたか? それは『えんとつ町のプペル』の映画でも、海外の案件でも何でもない。武道館か横浜アリーナか、とにかくその辺りの小屋を使った、万人規模の『西野亮廣独演会』だ」と目標を定めたという。

 西野はデビュー時から「一人喋りで笑わせるぞ、オラ!」というスタイルの「独演会」を続けている。「テレビと対等な関係で交渉ができるようになりたかったので、そのためには”テレビに出なくても(すがらなくても)食っていける”という状況を作る必要があって」3年ほど前から規模を拡大。東京公演は14、15年に2000人、16年に4500人を動員した。

 ただ16年を持って「独演会」を休止した。理由として「お笑いの単独トークライブの集客の限界を見て、桁をひとつ増やすには、”別角度から入ってきてくれるお客さん”を本気で取り込みに行かなきゃいけないと判断した」とつづった。

 そのタイミングで、絵本「えんとつ町のプペル」を発表。作品を届けることに集中することで「ゆくゆくはお笑いライブの動員につながるだろう」と判断したが、独演会を休止後、16年秋から講演会や絵本のトークショーの依頼がたくさん舞い込み、単独の講演会&絵本のトークショーをスタートさせ、すでに1万人以上を動員したという。

 西野は「僕らはお笑いを届けたくてお笑いライブをやっているんだけれど、お笑いライブで1万人を動員するのは、なかなか難しい。しかし、内容は変わらないのに窓口を変えただけで、動員がグンと伸びて、”届けたいこと”が、ついに1万人に届いた」とお笑いのライブの限界と、形を変えることで限界を超えることが出来たと強調。「届けたいものが、多くの人に届いているわけだから、これでいいんじゃねえか?と思う。(中略)「芸人になる」と決めた小学校2年の頃から、目的は1ミリも変わってないんだよね。お笑いを届ける。それだけ」(コメントは原文のまま)と、お笑いへのこだわりをつづった。