テレビ朝日の小川彩佳アナウンサー(33)は、27日夜の「報道ステーション」で、同局女性記者へのセクハラを報じられた福田淳一・前財務事務次官(58)に対し、財務省がセクハラがあったと認定したことを受け、被害を受けた女性のコメントを代読、社会からセクハラがなくなることへの強い期待を語った。

 福田氏のセクハラ行為があったと認定されたことを受けて、被害女性が発表したコメントを「紹介させてください」と、代読した小川アナ。「ハラスメント被害が繰り返されたり、被害を訴えることに高い壁がある社会ではあってほしくないと思います」「すべての人の尊厳が守られ、働きやすい社会になることを祈っています」と、伝えた。

 小川アナはその後、「私も今回の問題を受けて回りの女性、男性、いろんな人と話をしましたが、想像以上にその『高い壁』を感じている人が多いことを知りました」と告白。「今回の女性社員の訴えからの流れを、決して一過性のものにするのではなく、本当の意味で体制や意識が大きく変わる転換点にしていかないといけない、そして、なっていってほしいと、1女性としてもテレビ朝日社員としても、強い思いを込めて伝えていきたい」と、決意を述べた。

 最後まで、カメラをしっかり見据えて、語った。