本田翼(26)が映画で記者役に初挑戦したことが12日、分かった。西島秀俊(47)佐々木蔵之介(50)共演の映画「空母いぶき」(若松節朗監督、来年公開)にヒロインとして出演し、ネットニュース社の新人記者を演じた。

演じたのは、国籍不明の軍事勢力に占領された領土の奪還を命じられ、日本最南端の島の沖合で戦闘を繰り広げる航空機搭載型護衛艦「いぶき」に取材のために乗り込む果敢な女性。累計400万部突破の原作コミック「空母いぶき」には登場しない映画オリジナルのヒロインで、「いぶき」に乗艦するただ1人の女性でもある。本田は、昨年配信された主演ネットドラマ「チェイス」で、未解決事件について取材を進めるテレビ局のアシスタントディレクターを演じたことがあるが、映画で記者を演じたのは初めて。

既に撮影は終えており、今回の役柄について「決して心が強いわけではなく、ごく普通の女性なのですが、突然“戦闘”という現場を目の当たりにすることになり、そこでジャーナリストとしてどんな行動をするのか、1つ1つ考えながら真摯(しんし)に向き合い、丁寧に演じることを心掛けました」と話している。

また「私と同様に戦争を知らない世代の方々が、少しでも平和を考えるきっかけとなる作品となればと思っています」という。上司役の斉藤由貴(52)のほか、中井貴一(57)小倉久寛(64)片桐仁(45)深川麻衣(27)土村芳(28)が出演することも分かった。