米国のマジシャンがシカゴで4月30日、水の中で息をどれだけ止められるかの世界記録に挑戦、17分4秒で新記録を達成した。ギネスブックによる最高記録は、スイスの男性による16分32秒で、これを32秒上回ったとしている。

 AP通信によると、新記録を達成したのはデービッド・ブレーンさん(35)で、挑戦の模様は米の人気番組が生中継。

 ブレーンさんは水を満たしたタンクに入り、水中では座禅を組む格好で過ごした。記録達成後、ダイバーに引き上げられると、かたずをのんで見守っていた観衆から拍手がわいた。

 ブレーンさんはこれまでにも、地中で1週間生き埋めにされたり、氷の中に63時間閉じ込められたりするなどの極限状況に挑み続けてきた米国版“引田天功”。次は、どれだけ起きていられるかの記録に挑戦する予定。これまでの記録は11日間とか。