6日に食道がんで亡くなった、作家の団鬼六(だん・おにろく)さん(本名・黒岩幸彦=くろいわ・ゆきひこ、享年79)の通夜が15日夜、都内の増上寺で営まれた。SM小説の巨匠だった団さんだけに、祭壇は中央をピンクの胡蝶蘭で彩り、女性の肉体のような2つのふくよかな山形に花が盛られた、華やかで色っぽいデザインに設えられた。その中心には、昨年12月ころに自宅で撮影された、白黒の遺影が置かれた。戒名は「戯生院法幸団■(■は徳の旧字体)信士」(ぎせいいんほうこうだんとくしんじ)。生前に演劇の脚本などを書いた活躍をたたえて「戯」を、そして本名から「幸」、ペンネームから「団」を取った。浅草キッドや立川談志らから花が供えられ、北方謙三氏らが弔問に訪れるなど、芸能人から作家まで幅広い層の有名人が団さんをしのんだ。




