歌手マドンナ(54)が先週、今年6月に銃乱射事件が起きた米コロラド州デンバーで行ったコンサートで、小道具の拳銃を使い、観客席に銃口を向けて発砲するパフォーマンスなどを行い、大ブーイングを浴びていたことが分かった。

 コンサート会場は12人が死亡、58人が負傷した乱射事件が起きた映画館からわずか25キロの場所で、多くのファンがショックから茫然自失状態となったという。この時に歌っていた「Gang

 Bang」には、「射殺した」など事件を彷彿させる歌詞もあり、その場を退場するファンも続出だった。

 多くの苦情が寄せられたというが、マドンナの広報担当者は「ハムレットの第3幕をカットできないのと同じで、偽物の銃の使用は不可欠だった」とコメントしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)