演出家、テレビプロデューサーの小林俊一(こばやし・しゅんいち)氏が15日、心不全のため奈良県大和郡山市内のホテルで死去した。甲府市出身。79歳。

 小林氏は、59年にフジテレビに入社し、渥美清さん主演の連続ドラマ「男はつらいよ」、田宮二郎さんの「白い巨塔」の演出などを手掛けた。「男はつらいよ」は映画でシリーズ化され、「続・男はつらいよ」で脚本を担当、「新・男はつらいよ」では監督を務めた。

 ドラマロケで奈良県を訪れ、16日にホテルの部屋で死亡しているのが見つかった。

 葬儀・告別式は23日午前9時半から東京都中野区中央2の33の3、宝仙寺で。喪主は長男浩司(こうじ)氏。