演歌史上初の「3D演歌」を歌う女性3人グループ「MIZMO」(NAO=31、KAYO=29、MIKI=22)が21日、東京・西新井大師光明殿でデビュー曲「帯屋町ブルース」(作詞・麻こよみ、作曲・水森英夫、編曲・周防泰臣)の発表会を行った。

 「3D」は、Three

 Dimensions(3次元)の略。「3D演歌」はコーラスやハーモニーと違い、3つの声が立体的に聞こえて来る。それも音響技術によるのではなく、それぞれの発声法で表現する。午前と午後に計3回の発表会を行い、集まった計1500人からは「どうやって歌ってるの?」という驚きの声が上がった。

 「MIZMO」は氷川きよし(35)らを育てた作曲家水森英夫氏(63)の名前が由来で、メンバー3人も門下生。同氏は徹底的に発声練習を繰り返させる指導法で、3人の声質を生かす発想から「3D演歌」にたどり着いた。

 発表会では19日発売のデビュー・ミニアルバムに収録されている「赤いランプの終列車」(春日八郎)「下町育ち」(笹みどり)「アンコ椿は恋の花」(都はるみ)などの3Dカバーも披露した。3人は「演歌が大好き。これから新しい演歌を全国に届けたいです」と誓っていた。