NHK朝の連続テレビ小説のヒロイン・バトンタッチセレモニーが10日、同大阪放送局で行われ、放送中の「あまちゃん」の能年玲奈(20)と、9月30日スタートの次作「ごちそうさん」の杏(27)が、作中に登場する“イチ押し食べ物”でプレゼント交換した。

 杏がヒロインを演じる「ごちそうさん」では、毎回、実際に料理人が作る料理が話題を集めそうだが、杏はヒロインの家系に伝わる伝統の「ぬか床」を能年に贈呈。キュウリ、大根、にんじんのぬか漬けに、能年は「うぉぉ~」。思わず素で出た言葉のようで、残念ながら「じぇじぇじぇ」とは驚かなかった。

 その能年は、岩手県久慈市の郷土料理「まめぶ汁」を「私はとてもおいしいと思うから」と食べさせた。すると、杏は「けんちん汁をよく食べるんですけど、似ているかも。おいしい!

 10杯分ぐらいあるので、あとでスタッフさんと食べます。ごちそうさんでした!」。ドラマタイトルでもあり、劇中にも出てくるセリフ「ごちそうさん」をきっちり使ってPRした。

 プレゼント交換を終えると、ヒロインの先輩能年は、杏に「えーと、私は(収録)中盤を過ぎたあたりから、すごくきつくなったので、それまでは体力温存されて、出来上がった作品(放送作品)を楽しみにして乗り越えていかれたらいいと思います。おいしい朝を届けてください」とエールを送った。これに杏は「ここからもう一段、大変になるんだなと思うんですけど、私もあまちゃんみたい日本の皆さんに勇気を与えていきたい」と話していた。