俳優の山本太郎参院議員(38)が30日、出演映画「朝日のあたる家」が公開中の東京・渋谷アップリンクで、太田隆文監督と舞台あいさつを行った。

 原発事故で避難する家族の姿を描いた作品で、山本氏はこの家族を心配して沖縄から駆け付ける叔父役で出演。「この役のために、反原発活動をしてきたみたい。事故が風化されつつある中、この映画が世間へのメッセージになれば」と訴えた。

 与党が成立を目指す特定秘密保護法案に反対し、全国を街宣中。舞台あいさつ終了後、記者から「離婚や子どもがいる事実を秘密にしていたが」と突っ込まれると、「もうプライベートの秘密はない。これからの社会は、情報公開が大切だと痛感した」と話し、国民の知る権利を制限する同法案を批判した。