歌舞伎俳優市川猿翁(74)が10日、体調不良のため、京都・南座で行われている「吉例顔見世興行」を休演した。

 猿翁は11月30日の同興行初日から、夜の部の「襲名披露

 口上」に、市川猿之助(38)市川中車(48)と、坂田藤十郎(81)とともに出演していた。

 南座によると、この日午後、猿翁の体調不良が伝えられたが「詳細は聞いていない。明日以降(の出演)は分からない」としている。この日、口上は猿翁以外の3人が務めた。

 今公演は猿翁と猿之助、中車の襲名興行でもあり、11月30日の初日、猿翁は、約5カ月ぶりに舞台復帰。満員の客席に向かい、両手を広げ、感謝の意を表現するようにあいさつ。猿之助にメッセージを代読させつつも、最後には「隅から隅までずずいーと、こい願いあげ奉りまする」と、自ら声を発する場面もあった。