女優和久井映見(42)が6日、東京・渋谷のNHKで行われたBSプレミアムのドラマ「木曽オリオン」(22日午後10時放送)の制作会見に出席した。

 同局長野放送局が初めて制作したドラマで、木曽の天文台で働くことになった主婦と宇宙研究者たちの交流を描く。

 ごく平凡な主婦を演じた和久井は「非常におばちゃんキャラがさく裂した役でした。作品を見たら、自分の想像以上にしっかりおばちゃんで、ここに来るのが怖かったです」と苦笑い。しかし、「人生で大切なことに気付くことの出来るすてきな人。それを1つ残らず画面に収めなくちゃと大きなプレッシャーがありました」と役柄への思いを口にした。

 共演した田中要次(50)は木曽町出身。「和久井さんの『木曽はいいところ』というセリフを聞くたびに泣きそうになりました。木曽の血が喜んでるんじゃないかと思います」と故郷が舞台の作品誕生を喜んだ。