東京地検は28日までに、口論相手の携帯電話を持ち去ったとして、器物損壊容疑で警視庁に捜査結果を書類送付された俳優山下智久(29)を不起訴処分にした。

 処分は27日付。既に示談が成立しているとみられ、警視庁が厳しい処分を求めないとの意見を付けていた。

 送付容疑は6月25日、東京都港区の路上でトラブルになった女性の携帯電話(約5万円相当)を持ち去った疑い。警視庁によると、山下は女性らと口論になり、女性はその様子を携帯電話で撮影していた。

 女性は携帯電話を使えない状態にされたなどとして、警視庁に被害届を出していた。